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     テーマ54 部下が話をしたい上司になる

■上司の一生懸命さが部下に伝わる

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが
1971年に提唱した法則にメラビアンの法則というのがあります。

人と人とのコミュニケーションは、態度や身振りなど、
身体から受ける情報が55%、声の大きさや抑揚など、

言語ではなく音声から受ける情報が38%、
言語そのものから受ける情報が7%とされています。

メラビアンの法則には、諸説があるようですが、
言葉は7%しか伝わらず、93%は言葉以外の態度などで、

私達はたくさんの情報をキャッチしたり
キャッチされたりしていることが分かります。

管理職者が部下とコミュニケーションを取る際も、
情報のキャッチの仕方、キャッチのされ方に注意し、
コミュニケーションを取ることが重要であることが分かります。

部下の方は、上司が自分の話を聴く際の態度、
自分に話をする際の態度から、

自分の話を一生懸命聴いてくれている、
上司は自分に対して一生懸命話してくれているという、
上司の気持ち感情を受け止めます。

管理職者は、部下の話を聴くとき、
部下に話を伝えるときは、言葉は7%しか伝わらず、

93%は、一生懸命さなど感情、気持ちが
部下に伝わるということを、まず、理解しておくことが必要です。

■管理職者に必要とされる「優しさ」と「厳しさ」を踏まえる

2500年前の書かれたとされる孫子の兵法の中に
リーダーに必要とされる条件の一つとして、
「仁」と「厳」というのがあります。

「仁」と「厳」の意味合いとしては、
下記のようなことになります。

部下と相対するときには、組織の長としての
人間味と厳しさのバランスのとれた対応が必要となります。

「情としてはしのびなくても」、集団の規律のためには、
厳しい態度を部下にとらざるを得ないときもあり、

また人としての心が理解できず冷徹なだけでは
部下はついてこないという状況となります。

部下に対する「仁」と「厳」の関係は、
「仁」がなければ部下はついてこない。
「厳」がなければ、集団の統制がとれないということになります。

「三国志」の故事の中に「泣いて馬謖を斬る」という話があります。
蜀の武将である馬謖が、街亭の戦いで諸葛亮の命令に背いて惨敗しました。

この責任をとり馬謖は処刑されることになるのですが、
愛弟子の馬謖の処刑に踏み切るにあたり諸葛亮は涙を流したという話です。

「どんなに優秀な者であっても、
法や規律を曲げて責任を不問にすることはできない」
との意味合いに使用されます。

アメリカの小説家レイモンドチャンドラーの
プレイバックという小説の中に

「男は強くなければ生きていけない、
やさしくなければ生きていく資格がない」
という言葉がでてきます。

このような先達者の言葉より、管理職者の条件として、
優しさと厳しさという感情をきちんと持ち合わせ、
それぞれの場面できちんと発揮できる、
人としての感情の豊かさ、バランスのよさが必要であることが分かります。

管理職者の方は、「優しさ」と「厳しさ」の必要性を念頭において、
部下の方とコミュニケーションをとることが必要となります。

■部下の話を五感で能動的に聴く

管理職者になった以上、部下のために時間を使う覚悟が必要です。
特に部下の話を聴くために時間を使うことが重要となります。

聴くという字は、14の心で耳を傾けると書きます。
部下の話は、受け身ではなく、能動的な姿勢で聴き、
部下が話している話の意図、真意を理解するようにします。

忙しそうに、イライラしながら仕事をしている上司には、
声を掛けづらいものです。

部下から見られていることを常に意識して、
声を掛けやすい雰囲気づくりを心掛けることも必要です。

また、部下によっては、話し下手な部下もいます。
また上司の前では、萎縮したり、緊張して、
よけいに上手く話ができなくなる部下もいます。

部下の話を整理し、要点をとらえて、
その内容を確認しながら話を聴いてあげると、
部下も落ち着いて話をするようになります。

部下の話を聴く際は、
部下が話をする態度や身振り手振りなどの様子を

五感を使って聴き、部下は、
自分に何を伝えたいのかを感じることが重要です。

部下は、上司がきちんと話を聴いてくれると、
上司は自分のことを理解してくれている、
認めてくれていると思います。

上記に掲げたようなことを意識して、
部下の方とコミュニケーションをとっていくと、
部下の方から信頼される、
部下が話しをしたい上司となることができます。